作品賞を巡るドタバタ劇など、今年もファンを大いに盛り上げてくれたアカデミー賞。今年のレッドカーペット事情はというと、ゴールドやシルバーなどのメタリックカラーが優勢。シルエットは、存在感を誇張するフレアやバルーンタイプは鳴りを潜め、チューブタイプやマーメイドタイプなど、ボディラインを強調した控えめでミニマルなものが多い。シルエットはタイトに、色はゴージャスに。これが今季のトレンドみたい。
エマ・ストーン(Emma Stone) photo: gettyimages
エマ・ストーン
映画「ラ・ラ・ランド」で見事主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。オスカー像の輝きにも負けない、黄金のドレスが目を引きました。〈ジバンシィ バイ リカルド ティッシ〉による一着はボディには繊細なレース模様が刺繍され、腰元から下はフリンジが層を成します。歩く度にフリンジが揺れる様が実に優雅でした!
カーリー・クロス(Karlie Kloss) photo: gettyimages
カーリー・クロス
トップモデルのカーリー・クロスは〈ステラ・マッカートニー〉のドレスで登場。無駄な装飾のない純白のドレスに身を包んだ彼女はまさにエンジェル! アクセサリーはシルバーでまとめて、控えめに品を添えています。
ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson) photo: gettyimages
ダコタ・ジョンソン
映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」で主演を務め、一躍スターダムへ登り詰めた女優のダコタ・ジョンソン。この日は〈グッチ〉のシャンパンゴールドのドレスで登場。ハイネックや強調されたショルダー、ロングスリーブなど、モードな緊張感漂う一着です。
アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander) photo: gettyimages
アリシア・ヴィキャンデル
昨年から〈ルイ・ヴィトン〉のアンバサダーに就任し、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の女優アリシア・ヴィキャンデル。この日はもちろん〈ルイ・ヴィトン〉のドレスで登場。ゴールドやシルバーのドレスが多い中、ブラックによる一着は一際目立つ存在でした。トップは丁寧な刺繍で透け感を持たせ、また腰から下のフレアも巧みにギャザーを寄せてあります。ブラックでもとっても華やかに見えます。
フェリシティ・ジョーンズ(Felicity Jones) photo: gettyimages
フェリシティ・ジョーンズ
今回はプレゼンターとして出席した女優フェリシティ・ジョーンズ。ヌードカラーがヘルシーな魅力を伝えるオーガンジーによる一着は〈ディオール〉のもの。色も控えめ、また極力アクセサリーを使わないところも彼女らしい潔さ。ちなみに耳元で輝くイヤリングは日本のブランド〈NIWAKA〉。
ニコール・キッドマン(Nicole Mary Kidman) photo: gettyimages
ニコール・キッドマン
オーストラリア人女優として初めてオスカーに輝いた経験を持つ女優ニコール・キッドマンは〈アルマーニ プリヴェ〉のドレスをチョイス。ホルターネックにボディラインを強調するチューブタイプのドレスがほんとにセクシー。大輪の花を模したビジューの模様もエレガント。今年50歳とは思えない!
シャーリーズ・セロン(Charlize Theron) photo: gettyimages
シャーリーズ・セロン
〈ディオール〉のドレスに身を包んだのは、オスカー女優のシャーリーズ・セロン。メタリックグレイのドレスは、縦に入ったプリーツがスタイルの良さを強調。まるで花弁のように胸元を包むトップのディテールは、力強いレディな印象に拍車を掛けます。イヤリング以外の装飾は避け、彼女らしい素朴な佇まいに。